いぶし瓦とは

いぶしがわら

日本の屋根瓦には「粘土瓦」が多く使われていますが、その中の一種が「いぶし瓦」です。瓦を焼成した後に、灯油などによって燻し(いぶし)、瓦の表面に炭素膜を作ります。この作り方の特徴として瓦の裏表が均一な美しい黒色に仕上がります。「いぶし瓦」の最大の魅力は年月が経つほどに色調が美しく変化し、いわゆる「いぶし銀」と呼ばれるような独特の輝きを表します。