キシレンとは

きしれん

塗料、インキ、接着剤、シロアリ駆除剤などの溶剤として広く使用されています。
一般的にキシレンとは通常混合キシレンを意味し、キシレンの3つの異性体であるオルソキシレン、メタキシレン、およびパラキシレン、ならびにエチルベンゼンを含有する混合物です。無色でシンナー臭と言われるベンゼンのような香りを持っています。また、空気より重いことなど、トルエンとの共通点が多くあります。中枢神経作用があり、短期暴露では顔面紅潮や熱感、めまい、のぼせ、また重度の場合は意識消失などがあげられ、急性毒性はベンゼンやトルエンよりも強いといわれています。厚生労働省の室内濃度指針値は0.20ppm以下とされています。