合成樹脂とは

ごうせいじゅし

主に石油を原料とした合成高分子化合物の総称のことです。一般的には「プラスチック」として知られ、塗料・接着剤・成型品など幅広く利用されています。軽量で加工性・電気絶縁性・耐薬品性に優れていると言われる一方で、耐熱性が悪く、熱膨張率が大きく、衝撃に弱いなどの面もあります。合成樹脂には、「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」の2つがあり、「熱可塑性樹脂」とは、熱を加えると柔らかくなり冷却すると固まる性質を持ち、再度加熱しても再び柔らかくなる樹脂のことです。「熱硬化性樹脂」は、熱を加えると柔らかくなりますが、さらに熱を加えると硬化します。一度、硬化すると再度加熱しても硬いまま変化しない樹脂です。そうした特性を活かした住宅部材も数多くあり、「天井材」「床材」「壁材」をはじめ、「窓枠のサッシ」「引き戸用のレール」「上り框」など、さまざまなものに用いられています。