アクリル繊維とは

あくりるせんい

化学繊維の一種で、アクリロニトルを原料とした合成繊維のことをいいます。1950年にデュポン社が初めて工業生産を開始しました。ウールに似せて科学的につくられたもので、柔らかい風合いがあり、軽く、害虫にも強く、耐候性、保温性、寸法安定性に優れているといわれています。セーターや毛布などに使われるほか、カーテン、カーペット、椅子張りなど幅広く用いられています。製造方法は、原料に熱を掛けた状態で口金から押し出して繊維状にします。アクリロニトルの比率が50%以上のものがアクリル繊維と言い、40~50%のものはアクリル系繊維と言い区別されています。