安全限界耐力とは

あんぜんげんかいたいりょく

500年に1回程度発生するかどうかの大地震において、建築物の構造体が崩壊しない限界値を「安全限界耐力」と呼びます。2000年(平成12年)の建築基準法の改正では、それまでの「許容応力度計算」での基準値の算出を改めて、「限界耐力計算」での計算値を基準値にするよう義務付けました。現在の建築基準法では、安全限界耐力時の地震力が保有水平耐力以下であり、さらに層崩壊を生じないように設計するように明記されています。