囲炉裏とは

いろり

伝統的な日本家屋などで、室内の床面を四角く切って設けられた炉のことをいいます。正方形あるいは長方形に床面を掘り下げ、灰を入れた中で炭や薪を燃やして使用します。暖炉や炊事が主な目的ですが、家族が集まりコミュニケーションの場所として古くから機能していました。また、薪を燃やして発生する煙に含まれるタールが室内の梁や茅葺屋根、藁屋根の建材に付着することで、防虫性や防水性を高めるといわれています。