かぶり厚さとは

かぶりあつさ

鉄筋コンクリート構造物で、鉄筋を覆うコンクリートの厚さのことで、鉄筋の表面からこれを覆うコンクリートの表面までの最短距離を指します。
アルカリ性のコンクリートは鉄筋が錆びるのを防いでくれますが、外気の炭酸ガスなどの影響で次第にコンクリートが中性化していきます。中性化が中の鉄筋にまで進み、ひび割れから水分が入り込むと鉄が錆び、耐久性が落ちてしまいます。つまりかぶり厚さが大きいほど、鉄筋は錆びにくく、耐久性は高くなります。