基本設計図とは

きほんせっけいず

設計の初期段階で、建築主の要望やイメージに基づいて、作成される基本的な図面です。
設計図には大きく分けて、基本設計図と実施設計図があります。基本設計図は、縮尺100分の1の各階平面図、立面図、仕上げ表など、主に意匠図面と呼ばれているものが多く、見る機会が最も多い重要な図面といえます。
実施設計図は、基本設計図を基に検討や修正を加え、構造図や設備図なども含めて、実際に建築工事が行えるように、より詳しく書かれた図面です。建築士に依頼する場合、基本設計完了時点で設計料の1~2割程度を支払うこともあります。ハウスメーカーの場合ですと、相見積もり(複数の業者から見積もりを取ること)から契約前ぐらいの段階で基本設計図があります。